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パンツのようにゴムを使わず

パンツのようにゴムを使わず、高温多湿の日本の気候で褌の持つ機能や効能を支持する愛好家は現在でも確かに存在する。虚飾性を排し、単純な一枚の布で全ての機能が完結する「潔さ」が、日本人が古来から持つ「美意識」と共通するものがあり、日本の古典的な理想の男子像にも例えられる。 越中褌の独特の形状から、白い越中褌を締めた東洋人男性ならば「日本人男性」であるとの暗黙知が日本人にあり、映画、テレビなどの劇中で、しばしば日本人男性を示す象徴として用いられたりしている。

褌を着用することで、虚飾を排し、時流に流されることなく本質を求道する理想の日本人男子像を具現化するものとして、褌にこだわりを抱く愛好家は少なくない。一部下着メーカーの越中褌の製造出荷量は、戦後から現在でも一定で、しかも相当数の販売数を保っていることからも推測される。
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特に、軍隊で支給された下着(官給品)であったことで全国に普及する下着となった。十代の少年が入校する陸軍幼年学校(13歳)や海軍兵学校(17歳)でさえ、入校したら、「娑婆っ気」を排斥する目的で、下着を含めて一切の私物は自宅に送り返すように指導し、入校者に下着として白い越中褌を支給した。軍隊組織において、制服を始めとして、下着まで統一することで個性を否定して規律を維持する必要があったからである。 (現在でも軍隊では下着まで統一している国が多い)

明治政府が徴兵制度を導入したのは、義務教育と並び、国民の生活様式や言語を標準化させて富国強兵策を遂行する目的を担っていた。越中褌は六尺褌と比較して着脱が容易で生地も少ない経済性が官給品として軍隊で採用されたものと推測される。

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2009年09月28日 01:12に投稿されたエントリーのページです。

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